ディジタルデータの表現


情報通信システム工学科

三浦 元喜


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アナログとディジタル


  • 値・量の表現方法の違い
  • Analog (連続値/量)
  • Digital (離散値/量)
  • 電気・電子デバイスを使っているかどうかは無関係


音楽CDのしくみ


引用:http://www.isl.ne.jp/it/dvd/cddvd_001.html

どうやって「音」を「ディジタルデータ」に変換しているか?


  • 標本化
    • 一定の時間間隔でサンプリング
  • 量子化
    • サンプリングで得られた「量」を数値に変換

標本化と量子化体験アプリ

  • 矢印ドラッグで、元データの波(青色の線)の周期や、サンプリング周期、量子化の階調数を調整できます
  • アプリ画面をクリックすると、キーボード入力ができますが、スライド移動にキーボードがつかえなくなります
    • 画面右下の、^ や > をクリックしてください

2進数












10進数では、ひとけたの数字に0〜9をつかいます。2進数では、0と1のみをつかいます。
10や2のことを、「基数」(きすう)とよびます。

10進数/2進数/16進数の表示アプリ


  • 桁の数字を右クリックすると、1つ増えます。
    • 左クリックすると、1つ減ります。
    • h キーをおすと、2進数を、16進数表現します。


10進数表現を2進数表現に変換


  • 次のアプリ画面をクリックすると、10進数表現の「211」を、2進数表現に変換する方法を、アニメーションで示します
  • スペースキーで、自動進行します。


音楽CD (CD-DA)


  • 人間の可聴域:20Hz〜20,000Hz
  • サンプリング周波数 44,100Hz (44.1kHz)
  • 量子化ビット数 16bit (-32,768〜32,767)
  • 1秒間のデータ量:16 x 2ch x 44,100 = 1,411,200bit = 176400Byte
  • 1分 = 176400 x 60 = 10584000Byte = 10336KiByte (キビバイト) = 10.1MiByte (メビバイト)
  • 74分=74 x 10.1MiB = 746.9MiB

bit と Byte


  • 一般に、Bit や byte とは表記しない
    • 小文字の b は bit の略
    • 大文字の B は Byte の略
    • (例) 4G LTEの通信速度(受信実効速度):72 ~ 125Mbps
    • 125Mbit per second = 15.6MByte per second

画像の標本化と量子化


  • 標本化
    • 空間解像度:縦横の画素(ピクセル)の数
  • 量子化
    • 各画素の色を何段階で表現するか?
    • 例:白黒なら0/1 、グレーなら0〜255


色の標本化と量子化


  • 標本化
    • 白黒、グレー、カラー(RGB)、透明度(アルファチャンネル)
  • 量子化
    • それぞれの要素を、何段階で表現するか?


音楽・音声データの圧縮

  • 音楽・音声データは、波長と振幅の異なる波(サインカーブ)の重ね合わせで表現することができる
  • 波の情報(波長と振幅)だけを保存しておけば、元のデータを「ほぼ」再現できるので、圧倒的にデータ量を減らすことができる
    • 「フーリエ変換」で波長と振幅の組を抽出
    • 「逆フーリエ変換」で元データを復元
  • 画像データの圧縮にもつかわれる(→JPEG画像)

波の重ね合わせアプリ


  • 画面左側で、波長(周波数)ごとの振幅を設定
    • マウスドラッグ上下で振幅変更
    • 振幅バーの外でクリックすると、On/Off(マル/バツ)を切り替える
  • いろんな「波」がつくれることを確認してみよう!


発展(フーリエ変換)