Q. 情報系の学科を卒業すると、将来はプログラマーやSEになるしかないのですか?
A. 情報通信システム工学科では、通信の視点で、電気回路からインターネット技術まで幅広く学習することができます。卒業後は、コンピュータ関連の職種だけでなく、携帯電話の基地局の設営、通信機器の設計・開発から、ネットワークを応用するアプリケーション開発まで、自分にあった就職先を選ぶことができます。
Q. 情報通信系の業界の将来性は?
A. 現在、情報通信システムは重要な社会基盤(インフラ)となっており、従来のインフラである電気、ガス、水道、交通も情報ネットワークなしには成り立たないため、この分野での技術者は今後も安定した需要が見込めます。さらに、新しい情報通信機器やサービスも次々に開発され、成長を続けている分野です。
Q. 大学では高校と同じように勉強するのですか?
A. 大学の3年生までは、講義だけでなく実験や演習があります。実験・演習では、少人数のグループで、共同で課題に取り組みます。この過程を通じてチームワークをつくるコミュニケーション能力、実験結果を発表するためのプレゼンテーション能力も養うことができます。これらの能力は、就職してからも役に立つ重要な能力です。さらに、4年生の卒業研究では、各教員の研究室に所属し、少人数での研究指導を受けることになります。この過程では新しい問題を発掘する能力、じっくり考える能力を養います。いずれも優れた技術者として社会に出るためには欠かせない能力です。
Q. 4年間で自分の希望する職業が見つけられるか不安です。
A. 情報通信システム工学科には、情報通信業界で働いた経験のある教授が何人もいます。これらの先生からさまざまな経験に基づいた貴重な助言を受けられるでしょう。また、フレッシュマンセミナーや、技術者倫理などキャリア形成のためのカリキュラムも用意されています。